店頭vs通販?エアコンをネット購入するときのポイント

通販でエアコンを購入するなら、価格や機能を比較して最適なものを選びたいですよね。

ネット通販は、自宅にいながら豊富なラインナップを比較でき、最安値で購入することが可能です。さらに、口コミを参考にすることで、実際の使用感を確認できるのも大きな魅力。

本記事では、ネット通販でエアコンを購入するメリットや注意点について詳しく解説していきます。

目次

通販は自宅で簡単に比較・購入ができる手軽さ

ノートパソコンを操作する女性

エアコンを購入するとき、「どこで買うのが一番お得?」と悩む方も多いですよね。店舗で購入すると、店員さんの説明を受けながら選べるメリットがありますが、価格が高くなることも。

そんなときに便利なのがネット通販です。通販でのエアコン購入には、価格面だけでなくさまざまなメリットがあります。

通販のメリット内容ポイント
価格が安い店舗よりもコストを抑えられるため、安く購入できるセールやポイント還元を活用するとさらにお得
24時間購入可能店舗に行かなくても、いつでも比較・購入ができる繁忙期の混雑を避け、自宅でじっくり検討できる
口コミ・レビューを参考にできる実際の使用感や評価をチェックできる冷暖房の効き・音の大きさ・電気代の目安を確認
豊富な種類から選べる量販店にない型落ちモデルや特定メーカーの商品も探せる「特定の機能付き」「コスパ重視」など細かい希望に対応
価格比較が簡単同じ型番の商品を複数のショップで比較できる最安値を見つけやすく、お得に購入できる
セット販売が充実本体+標準取付工事のセットや、付属品付きプランがあるまとめ買いでコストを抑えられる

通販ならではの特典も!

ネット通販では、標準取付工事がセットになった商品や、室外機カバー・エアコンフィルターなどの付属品がまとめて割引されることもあります。これにより、コストをさらに抑えられるのも魅力です。

このように、ネット通販でエアコンを購入することには多くのメリットがあります。しかし、通販にはデメリットや注意点もあるため、次の章では気をつけたいポイントについて詳しく解説していきます。

見えない落とし穴に注意!通販購入のデメリット

ネット通販でエアコンを購入するのは確かに便利でお得ですが、メリットばかりではなくデメリットや気をつけるべきポイントもあります。

「安く買えたのはいいけど、あとで大変な思いをした…」とならないように、あらかじめ注意点を確認しておきましょう。

注意点詳細対策
設置工事の手配が必要通販ではエアコン本体のみの販売が多く、工事業者を自分で手配しなければならない購入前に設置業者を探し、繁忙期(夏)は早めに予約を
保証やアフターサービスが異なる店舗購入なら長期保証や修理サポートが充実しているが、通販では基本的にメーカー保証のみ延長保証の有無を確認し、故障時の対応窓口を事前に把握しておく
実物を確認できないサイズ感やデザインがイメージと異なる可能性があるスペック表をしっかり確認し、レビューや実際の使用写真を参考にする
型番や仕様の違いに注意似た型番の商品が多数あり、間違えて購入するリスクがあるメーカー公式サイトで仕様を照らし合わせ、複数の販売ページを比較
極端に安い商品はリスクあり並行輸入品、中古品、アウトレット品の場合がある販売業者の信頼性や保証の有無を確認し、レビュー評価をチェック

設置工事の手配をスムーズに進めるコツ

エアコンを設置している男性

エアコンの通販購入で最も悩ましいのが「設置工事をどうするか」です。量販店で購入すれば、購入と同時に工事まで手配できることが多いですが、通販では基本的に自分で業者を探す必要があります。

「どこに頼めばいいの?」「工事費用はどのくらい?」と不安に思う方も多いですよね。でも大丈夫!事前準備をしっかりすれば、スムーズに設置工事を進めることができます。ここでは、工事の手配方法や注意点について詳しく解説します。

「標準取付工事付き」を選べば手間が省ける

通販サイトの中には、「標準取付工事付き」のエアコンを販売しているところもあります。これは、エアコン本体の購入と同時に工事も手配してくれるサービスで、設置が初めての方や、業者探しに不安がある方には特におすすめです。

標準取付工事に含まれる作業詳細ポイント
室内機・室外機の設置室内機を壁に取り付け、室外機を適切な場所に設置設置場所の強度やスペースを事前に確認
基本的な配管(4m程度)室内機と室外機をつなぐ冷媒配管を接続標準の4mを超えると追加費用が発生する可能性
真空引き(エア抜き)配管内の空気や湿気を取り除き、エアコンの性能を最大限に引き出す施工不良を防ぐために必須の作業
試運転・動作確認設置後にエアコンを稼働させ、正常に動作するかをチェック風量や温度調整などを確認し、不具合がないか検証

標準工事では対応できないケースもある

ただし、設置場所の条件によっては「標準工事」では対応できず、追加費用が発生することがあります。例えば、以下のようなケースでは別途工事が必要になります。

追加工事が必要なケース理由追加費用の目安
配管が4m以上必要な場合標準工事範囲を超えるため、追加の配管材料と施工費が発生1mごとに2,000~5,000円
室外機の特殊設置屋根置きや壁掛け設置など、特殊な取り付けが必要5,000~20,000円
電圧変更や専用コンセント工事100V→200Vの変更や、ブレーカーの増設が必要10,000~20,000円
既存エアコンの取り外し・廃棄古いエアコンの取り外しやリサイクル処分が必要6,000~13,000円

購入前に確認しておくべきポイント

通販で標準取付工事付きのエアコンを購入する場合、追加費用がかかる可能性があるため、以下の点を事前に確認しておくことが大切です。

  1. 標準工事に含まれる作業内容を把握する
  2. 追加費用が発生する条件を確認する
  3. 設置場所の状況(コンセントの電圧、配管の長さ、室外機の設置場所など)をチェックする

これらを事前に確認しておけば、予算オーバーを防ぎ、スムーズに工事を進めることができます。次の章では、エアコン設置をスムーズに進めるための手配方法について詳しく解説していきます。置き・壁掛け設置が必要な場合は追加料金が発生することが多いので、事前に確認しておきましょう。

自分で業者を手配する場合のポイント

「より安く設置したい」「信頼できる業者にお願いしたい」といった理由で、エアコン本体のみを購入し、別途工事業者を手配する方もいます。その場合、どのようにして工事業者を探せば良いのでしょうか?

信頼できる業者を見つける方法

エアコンの設置業者を選ぶ際は、以下の方法を活用すると安心です。

探し方メリット注意点
メーカーの公式指定業者技術力や対応の質が保証されている料金がやや高めになる場合がある
家電量販店の工事部門エアコンを購入しなくても工事のみ依頼可能取り付け工事の繁忙期には予約が取りにくい
地域の電気工事店地元の口コミを参考にでき、フレキシブルな対応が可能信頼できる業者を見極める必要がある
工事専門の比較サイト(例:くらしのマーケット、エアコン工事110番)複数の業者の見積もりを比較できる業者ごとの技術力や対応の違いをチェックする必要がある

費用相場と追加料金に注意

エアコンの設置費用は、一般的な家庭用ルームエアコンで 12,000円~20,000円 程度が相場です。しかし、以下の条件によっては追加費用が発生する可能性があります。

条件追加費用の目安
配管の長さが4mを超える1mごとに 2,000~3,000円 程度
室外機を壁掛け・屋根置きする5,000~15,000円 程度
電圧変更(100V→200V)10,000円~
古いエアコンの撤去・処分3,000~5,000円 程度

工事業者を選ぶ際のポイント

工事費用を抑えるためには、以下の点を確認しながら業者を選ぶことが大切です。

  • 見積もりを複数の業者から取る → 価格や作業内容を比較し、適正な費用を判断
  • 追加料金の条件を明確にしてもらう → 「当日になって追加費用がかかった…」を防ぐ
  • 保証やアフターサービスを確認 → 工事後のトラブルにも対応してもらえるかチェック

自分で業者を手配すると、費用を抑えつつ信頼できる施工が期待できます。しかし、見積もりの比較や業者の選定をしっかり行わないと、思わぬ追加費用が発生することも。

事前の確認を怠らず、安心してエアコンを設置できる業者を選びましょう。

設置前にチェックすべきポイント

エアコンをスムーズに設置するためには、購入前に設置環境をしっかり確認しておくことが重要です。以下のチェックリストを活用し、工事当日のトラブルを未然に防ぎましょう。

設置環境の確認項目内容チェックポイント
設置スペースの確保室内機・室外機ともに十分なスペースがあるか設置予定の壁や屋外スペースを測定
配管用の穴の有無既存の穴があるか、ない場合は穴あけ工事が必要か穴がない場合、壁の材質によって追加工事費がかかる
コンセントの電圧エアコンの仕様と電圧(100V/200V)が合っているか必要に応じて電気工事を手配
壁の強度エアコンを設置できる強度があるか薄い壁の場合は補強工事が必要になることも
エアコンのサイズ選定部屋の大きさに合った容量(6畳用・10畳用など)か省エネ性能や冷暖房能力もチェック
室外機の設置場所設置スペースが確保されているかベランダ・地面・屋根など適切な場所を確保

特に「配管用の穴がない」「電圧が合わない」といった問題は、工事当日になって発覚すると設置が完了せず、追加工事が必要になることがあります。これらの点を事前に確認しておくことで、スムーズに取り付けが進められます。

繁忙期は早めの予約を!

エアコンの設置工事は、 夏前(5月~7月)がピークになります。この時期に購入すると、工事業者の予約が取りにくくなり、最短でも 1~2週間待ちになることもあります。

時期工事予約の難易度待ち時間の目安おすすめの対応策
3月~4月(春先)★☆☆(空きが多い)即日~数日以内早めに購入し、シーズン前に取り付ける
5月~7月(繁忙期)★★★(混雑)1~2週間待ちできるだけ早く予約を確保する
8月(ピーク後)★★☆(混雑緩和)数日~1週間待ち工事費用が高騰する前に予約
9月~2月(オフシーズン)★☆☆(空きあり)即日対応可能費用も安く、スムーズに設置可能

特に「今すぐ取り付けたい!」と思っても、すぐに対応してもらえないケースが増えるため、計画的に予約を入れることが大切です。可能であれば、 春先(3月~4月)に購入し、シーズン前に設置を完了させるとスムーズに進められます。

保証内容の違いを正しく理解しよう

エアコンの操作をする女性

エアコンは高価な家電であり、長期間使用するものだからこそ、「もし故障したらどうしよう…」と心配になりますよね。

特にネット通販で購入する場合、保証やアフターサービスの内容が店頭購入と違うことがあり、後から「こんなはずじゃなかった!」と後悔することも。

ここでは、通販と店頭購入での保証の違いや、安心して利用できる保証の選び方について詳しく解説します。

メーカー保証と販売店独自の保証の違い

どこで購入しても、基本的にエアコンにはメーカー保証がついています。一般的には1年間保証が標準でついており、一部のメーカーでは冷媒(コンプレッサー部分など)について3年~5年保証がある場合も。

しかし、これはあくまで「初期不良や自然故障を無料で修理してもらえる期間」であり、通常の使用による劣化や破損は対象外です。

一方、店頭でエアコンを購入すると、多くの家電量販店では「独自の延長保証」や「プレミアム保証」といったサービスが用意されています。これは通常の保証期間を延長したり、修理費の負担を軽減したりするもので、以下のような違いがあります。

保証の種類保証内容適用範囲
メーカー保証通常1年間(冷媒系は3~5年)自然故障のみ
店頭購入時の延長保証5年~10年の延長保証保証範囲が広く、修理費用が軽減されることも
通販での延長保証別途申し込みが必要(販売店による)保証内容は販売店ごとに異なる

ネット通販で購入する場合、家電量販店の長期保証が適用されないことが多く、基本的にはメーカー保証しかつかないことを理解しておきましょう。

通販でも延長保証はつけられる?

店頭購入のように、通販でエアコンを買ったときも「延長保証をつけたい」と思う方は多いでしょう。実は、通販でも販売店によってはオプションで延長保証を追加できるサービスを提供している場合があります。

保証の種類特徴提供元保証期間
通販サイトの保証販売店ごとに異なる保証内容を提供Amazon、楽天、Yahoo!など1年~10年
ECサイト独自の延長保証購入時に追加料金で保証延長が可能ビックカメラ、ヨドバシなど5年~10年
保証会社の専用サービス購入後に申し込み可能な延長保証保証専門会社(例:ワランティジャパン)5年~10年

大手通販サイト(Amazon、楽天、Yahoo!ショッピングなど)では、販売業者ごとに 独自の保証サービス を提供していることがあります。また、一部のECサイトでは、「5年保証」「10年保証」などを追加料金で申し込めるケースもあります。

保証を活用する際の注意点

いざ保証を使おうと思ったら対象外だった…!」といったトラブルを避けるためには、 保証の適用条件を事前に理解 しておくことが大切です。特に、設置環境やメンテナンス状況によっては保証が適用されないケースもあるため、注意が必要です。

保証適用外となるケース具体的な内容対策
標準工事以外の設置特殊工事が必要な設置(隠ぺい配管、高所設置など)購入前に保証の適用範囲を確認し、正規の設置方法を選ぶ
メンテナンス不備フィルター清掃を怠ったことによる故障定期的にフィルターを掃除し、取扱説明書の推奨メンテナンスを実施する
個人間取引や転売品メーカー保証がついていない中古品・転売品正規販売店から購入し、保証書をしっかり保管する
不適切な設置工事正規の施工手順が守られていない工事(真空引き不足など)メーカー指定業者や信頼できる工事業者に依頼する

エアコンの保証を適用するには、 購入時だけでなく、設置方法やメンテナンス状況も重要な要素 になります。「保証があるから安心」と思っていても、適用外になるケースは意外と多いため、事前にしっかり確認し、トラブルを未然に防ぐことが大切です。

故障時の問い合わせ窓口の違い

エアコンが故障した際の問い合わせ先は、購入方法によって異なります。

店頭で購入した場合は、購入店舗に持ち込めば相談できることが多いですが、通販の場合はメーカーサポートを直接利用するか、販売店の窓口を通す必要があります。

購入方法問い合わせ先注意点
店頭購入購入店舗修理受付や交換対応がスムーズ
通販購入メーカーサポートまたは販売店の窓口故障診断に時間がかかることがある

特にネット通販では、海外取り寄せ品や並行輸入品などの場合、メーカー保証が受けられないことがあります。そのため、正規ルートでの購入を心がけることが大切です。

通販で安心してエアコンを購入するために

ネット通販でエアコンを購入する際は、「保証が十分に付いているか?」をしっかり確認し、以下のポイントに注意しましょう。

チェックポイント詳細
メーカー保証期間と内容を事前に確認する
販売店の保証延長保証オプションがあるかチェックする
購入ルート並行輸入品や非正規ルートの購入を避ける(メーカー保証対象外のリスクあり)
設置工事信頼できる業者に依頼し、正規の手順で行う

「少しでも安く買いたい!」と思うのは当然ですが、保証内容やアフターサービスの充実度も考慮することで、長く安心して使えるエアコンを手に入れることができます。

Amazonでは口コミが採用されているため、豊富なラインナップから最適なエアコンを選ぶことができます。

通販で安心して購入をするために

PCの前でうれしそうな女性

ネット通販でエアコンを購入するときは、ただ安いものを選ぶだけでなく、型番や保証内容、設置環境などをしっかり確認することが大切です。

特に、設置後のトラブルを避けるためにも、 信頼できる販売店から購入し、必要に応じて延長保証や工事手配までチェックしておくと安心ですよ。

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